リースバックで強制退去になる確率は?住み続けるための絶対条件
リースバックを検討する際、最も不安なのが「将来、強制的に退去させられるのではないか」ということではないでしょうか。
住み慣れた我が家を売却したあとも、ずっと住み続けたいと願うのは当然のことです。実際のところ、強制退去になる確率はどのくらいあるのか、どのようなケースで起こるのか、詳しく解説します。
■確率を左右するのは「賃貸借契約」の種類
リースバックで将来的に退去が必要になるかどうかは、契約時に結ぶ「賃貸借契約」の種類によってほぼ100%決まります。
「定期借家契約」を選んだ場合、契約期間(例:2年や3年)が終われば、原則として強制退去、つまり契約終了となります。
業者が「再契約できます」と言っていても、法的な義務はないため、再契約を断られる確率はゼロではありません。
一方、「普通借家契約」であれば、借主が希望する限り更新ができるため、強制退去の確率は極めて低くなります。
■家賃滞納による強制退去のリスク
普通借家契約であっても、強制退去になる確率が跳ね上がる原因があります。
それが「家賃の滞納」です。一般的に、3ヶ月以上の家賃滞納が発生すると、信頼関係が破壊されたとみなされ、裁判所の手続きを経て強制退去を命じられる可能性が高まります。
リースバックの家賃は周辺相場より高めに設定されることが多いため、数年後に支払いが苦しくなるケースは少なくありません。
■運営会社の倒産による影響
確率は低いものの、無視できないのが「リースバック運営会社の倒産」です。会社が倒産し、物件が第三者に転売された場合、新しいオーナーとの契約内容によっては退去を迫られるリスクが生じます。信託保全などの対策をとっている大手企業を選ぶことで、この確率は大幅に下げることができます。
■退去を迫られた事例の共通点
実際にトラブルになったケースを見ると、「再契約できると口頭で言われたが、書面に残っていなかった」「将来の家賃上昇の可能性を知らされていなかった」といった共通点があります。
業者が物件を転売して利益を得ることを優先した場合、定期借家の期限が来たタイミングで「次の契約はしません」と通告されることがあります。
■強制退去の確率を下げるための3つの対策
安心して住み続けるために、契約前に以下の3点を確認してください。
◎1つ目は、期間の定めのない「普通借家契約」を強く希望すること。
◎2つ目は、数年先の家賃支払いが可能な資金計画を立てること。
◎3つ目は、実績が豊富で財務基盤が安定している大手不動産会社や金融機関を選ぶことです。
■まとめ:契約内容の理解が自分を守る
リースバックにおいて「強制退去の確率」は、あなた自身がどのような契約を結ぶかによって変えることができます。
仕組みを正しく理解し、メリットだけでなく退去リスクを正直に説明してくれる誠実なパートナーを選ぶことが、終の棲家を守るための最も確実な方法です。